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2024年8月

総長っていったい何をしているのか、疑問に思っている皆さんも大勢いるかと思います。ここでは、私が日々取り組んでいる仕事やその中で感じたことなどを、自由闊達に紹介していこうと思っています。

 

 

8月28日

台風、まだまだ接近には時間がかかりそうです。

本日は大きなイベントが工学系主催であり、台風が本当に心配されたのですが、幸い無事に開催できました。朝のうちは雨でしたが、比較的天気は安定していて何よりでした。

本日のイベントは、未来材料?システム研究所と工学部/工学研究科の共催で、名古屋大学の工学系がその総力をあげて実施する「名古屋大学 夏のテクノロジーフェスティバル」になります。この企画、そもそも天野先生、赤﨑先生がノーベル賞を受賞されてから10年を迎えるということでスタートしたものです。小学生向けの実験教室や、天野先生の講演会など盛りだくさんの一日となっています。また、株式会社デンソーには協賛をいただき、さらにQRコードを使用したデンソー独自の縁日企画も豊田講堂ホール前のアトリウムで開催、デンソーの役員?社員の方々、揃いの赤のハッピを着て対応されていて、大変気合が入っていました。なお、QRコードですが、デンソーの子会社である株式会社デンソーウェーブが今からちょうど30年前に物流の管理のために開発したもので、主たる発明者である原昌宏氏は、昨年日本学士院賞?恩賜賞、今年中日文化賞を受賞されています。

 

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一コマ1時間半で進行するイベントでしたが、8時50分からの豊田講堂での天野先生の中高生?一般向け講演、10時50分からの坂田?平田ホールでの同じく天野先生の小学生向け講演、それぞれの前に名大代表として露払いのご挨拶をさせていただきました。

小学生向けの講演終了後は、「天野先生はこれから何をしますか」といったような多くの質問に真摯に答えられていた天野先生ですが、「ノーベル賞はどのくらい偉いのですか」とか「ノーベル賞とってめっちゃいいことありましたか」など、たじたじとなる質問も多く、私としては天野先生の反応をはたから見て楽しんでおりました。

この企画、天野先生はじめ教職員?学生ら関係者の皆様、特に一番中心になって仕切ってきた須田先生、お疲れ様でした。大成功おめでとうございます!

 

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8月27日

台風10号が近づいてきているためか、酷暑が和らいでいます。

先週の時点では、本日火曜日に台風が直撃する、という予報だったため、本日のイベント、完全オンライン化しました。そのあと、ここまで歩みが遅くなるとは思ってもみませんでした。

本日のイベントは、IDE大学協会東海支部主催のIDE大学セミナーです。このセミナー、各支部が開催を義務付けられているものです。なお、今回からは、東海支部独自でやっていた「大学と高校との合同シンポジウム」を統合する形での開催です。本来は対面でやり、終了後は懇親会も予定していたのですが、台風のせいでオンライン開催となったのは本当に残念でした。

さて今回のテーマは、「学生寮とその教育的機能」というものにいたしました。かつては、困窮学生のための宿泊施設という位置付けの濃かった学生寮ですが、現在では、留学生との混住や寮でのイベントを通じた教育効果を狙うといった役割も担うようになり、多様化してきています。そこで、「学生寮の機能変容」というタイトルでの基調講演を早稲田大学の沖清豪教授にお願いしました。歴史を含めて、総括的なすばらしい講演だったと思います。

基調講演の後は、事例紹介ということで、麗澤瑞浪中高、豊橋技術科学大、南山大の先生にご講演いただき、合わせて実際の利用者の立場から、豊橋技術科学大、南山大、名古屋大の寮生にお話ししてもらいました。講演についていえば、例えばスーパーグローバル大学創成支援事業という国の施策の援助を受けて、寮という舞台で留学生と日本人が共に学び力をつけていく仕組みをしっかりと構築するなど、非常に参考になるものでした。自主性は尊重しつつも学生任せにせず、教員もしっかりと関わりながら寮を運用していくみなさんの試みには大変感心させられましたが、一方で教員の側の負担も並々ならぬものがあるとも推察できました。また、麗澤瑞浪の先生からは、寮生への教育効果だけでなく通学生にも良い影響が出ているとの指摘もあり、興味深かったです。全寮制にすることは実際には困難ですので、寮の教育効果を高めるとともに、それを他の学生にどのように広めていくかが重要な課題と感じました。ZoomのQ&A機能を使ってですが、多くの質問も参加者からあり、非常に盛り上がり充実した会になったと思います。来年は、是非、対面でやりたいですね!

 

 

8月22日

本日は、喫煙者の方々と、本学での喫煙のあり方について懇談させていただきました。

改正された健康増進法では、受動喫煙をなくすということで、学校や病院などの施設では原則敷地内禁煙とされています。ただし、屋外で必要な措置が取られた喫煙所は設置可ですが、設置を推奨するものではないとのことです。

さて、ひるがえって本学ですが、かつてはたくさんあった喫煙スペースは、この5月からはなくなっています。キャンパス全面禁煙、というある意味聞こえの良い状況になっているのですが、そうなるとどうしても大学の周辺で吸う関係者が後を絶たないなど、新たな課題も発生しています。

是非、喫煙者の方に、ご自分の問題としてこの状況をどのように解決すべきか考えていただきたい、ということで、キャンパスの異なった場所にあるいくつかの部局、また異なった職種の喫煙者代表に参加してもらい懇談を持ちました。内訳は教員3名、技術職員1名、事務職員2名になります。

まずファクトですが、現在東山キャンパスの教職員のうち喫煙者は約100名、割合2%とのことです。こちら以前に比べて、相当少ない印象です。一方で学生の喫煙者は約400名、割合5%、こちらは思っていたよりも少し多い印象です。

懇談会で伺ったところ、この教職員の皆さんは周辺の吸える場所(灰皿設置)を見つけてなんとかそこで対応しているとのことでした。一方で皆さんのご意見は、やはり道路での喫煙やタバコのポイ捨てをなくすためには、キャンパスの中に数カ所は喫煙場所が必要では、というものでした。また、研究会や工事など外部の人がキャンパスに来た時の対応が難しいという声も出ていました。

喫煙場所を用意すると、せっかく我慢して本数を減らしていた教職員も元に戻ってしまうのでは、という心配もあります。また副流煙の影響ができるだけ小さい場所についても、現状キャンパス内に見つけるのが難しい状況ではあります。今後さらに検討したいと思っています。

いずれにせよ、学生については、新入生の段階でタバコの害についてしっかりと叩き込んで、吸わない方向に教育することはきっちりとやっていきたいと考えています。

 

 

8月21日

本日は、YLC中間成果報告会が午前中にありました。

YLCは本学の若手研究者育成事業の一環で、博士号取得後数年後の優秀な研究者を特任助教として5年間の期限で採用するものです。女性枠や外国人枠はありますが、分野は問いません。今回は、2022年に採択された3年目の教員たちの報告会になります。この期では、当初採用時には9名いたのですが、学内の別部局で昇進されたり他所に転出されたりで、現在は4名の方が残っています。この4名に加え、一期前の採用ですがライフイベントで休んでいた方を加えての5名の発表を聞かせてもらいました。文化人類学、歴史学、天文学、植物学×2と、様々な専門分野での最先端研究成果でした。分野によっては私には成果をきちんと理解できなかったものもあったかと思いますが、みなさん活発に研究を進められ、良い結果が出ていることはわかりました。これからも世界を驚かせる研究成果、期待しています。

 

 

8月20日

昨日からお盆休みも明けて通常業務に戻りました。今日は久しぶりに気温が下がって過ごしやすい日になりました。

午後には、フィリピンにある国際イネ研究所(IRRI)のアジェイ?コーリ副所長の表敬訪問を受け、豊田講堂の3階に向かいました。

IRRIは、昨年10月フィリピンに行った際に訪問しており、コーリ副所長にもその際にお会いしています。2023年10月9日の自由闊達通信、参照ください。新しい所長が今年から着任されたとのこと、コーリ副所長からご説明がありました。アフリカで育ち、イギリスで教育を受けた、というイヴォンヌ?ピント新所長、さすが国際色豊かです。イネの関係の研究では、本学の生物機能開発利用研究センターと生命農学研究科も定評があります。お互いの一層の交流のために、協定書の更新をここで行わせていただきました。今、IRRIでは食べても血糖値が上がりにくく糖尿病を防ぐことのできるイネなど様々な高機能な品種を開発しているとのこと、本学の教員も加わって新しいイネが生まれることを期待しています。コーリ副所長には表敬訪問の後、生命農学研究科でIRRIの戦略について1時間ほどの講演をいただきました。 

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 次に、同じ豊田講堂の今度は1階のシンポジオンホールで、愛知県の公立高校校長会の幹事の先生方との意見交換会に出席しました。テーマは、入試および高大接続に関することでしたが、話は多岐に渡り、またざっくばらん、赤裸々な意見交換をする会になりました。出席されたのは、高校側が、岡崎、旭丘、明和、豊田北、桜台、豊田西の校長先生、大学側が名大、愛教大、名工大、豊橋技科大、名市大、愛知県立大、愛知県立芸術大の入試や学生担当の副学長相当の方々でした。ここで初めて知ったのですが、公立高校も今や特色を出して生徒を集める時代だそうで、たとえば人口は減少しているけれども観光客が訪れる地域にある足助高校では、観光ビジネスコースを用意しているとのことでした。

今回の意見交換の話題は、高校が力を入れている知の探求コース、これをどのように大学と連携して続けていけるか、情報という新設科目の入試での配点を含めた扱いについて、総合型選抜などの今後の見通しなどでした。また、教員養成課程でない学部でも教職を取りやすくして、そこから教員になる学生を増やしてほしい、というお願いについては、本学としても答えていく必要があります。

この意見交換会の後もいろいろな打ち合わせが入り、最後の会議終了は20時を過ぎてしまいました。休み明け二日目だというのに先が思いやられます。

 

8月9日

本日は、午後に、名古屋大学協力会の総会、講演会、TOIC名古屋サイトの見学会、さらに交流会が行われました。

名古屋大学協力会は、名古屋大学の応援団の企業?個人のグループで、法人会員211社、個人会員28名を数えます。講演会では、AIを医療に活用するという試みについて、具体的に大腸内視鏡の診断支援AIを開発して医療現場で利用しているという事例を、AIを開発した情報系教員、医療現場の医師、企業側、という合計3名の講師の方にお話しいただきました。

また、TOIC名古屋サイトの見学会では、イノベーション創出の拠点として東山キャンパスにオープンしたTOIC名古屋サイトをご見学いただいたほか、交流会では、大企業から中小企業、金融など様々な方々と交流をすることができました。さらに協力会を盛り上げて、名古屋大学の応援団を増やすことができればと思っています。

 

8月7日

本日は、午前中に岐阜サマー?サイエンス?スクールでオンライン講演を行い、午後にはシンガポール大使の来訪がありました。

岐阜サマー?サイエンス?スクールは中学生を対象としたスクールで、30年近くの歴史があるイベントです。コロナ禍の期間も含め最近10年近くお付き合いしています。以前は中津川市内での実施でしたが、コロナ禍を機にオンラインに移行しています。このイベントは、光通信用半導体レーザの研究とそれを用いた光ファイバー通信の実現に貢献した末松安晴先生が中心となって続けています。末松先生は東工大の教授、学長を務められ高知工科大学初代学長、国立情報学研究所所長を務められた方ですが、出身地の中津川のためということで始められたと伺っています。オンラインとなって名古屋などからも参加者が増えています。講演の後の中学生からの質問、元気がもらえました。

シンガポール共和国大使オン?エンチュアン閣下の来訪ですが、前日にご夫人と共に中部シンガポール協会の招きで名古屋入りされており、この機会に名古屋大学にいらしていただくことができました。このあたりの調整は、シンガポールといえばこの人、本学GMC推進機構の今泉寛特任教授に全て仕切っていただきました。今泉さんは中部シンガポール協会の会員でもあります。さて、大使とは短い時間ですが、名古屋大学のご紹介と今後の交流について意見交換をさせていただきました。その後は工学部を中心に学内視察をされたようです。これからも学生交流など多くの機会でお世話になることは間違いなさそうです。ちなみに来年はシンガポール独立60周年ということで8月9日のナショナル?デイ、盛大なお祝いになることと思います。

 

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8月6日

本日は、岡本若手奨励賞の授賞式がありました。

本賞は、本学の岡本佳男特別教授が、日本国際賞を受賞された際にその賞金の一部を本学の若手研究者を顕彰するためにご寄付いただいたことから始まった賞です。岡本先生は、一方向のらせん型に高分子を選択的に合成することに成功し、また、そのらせん高分子を使って、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)による簡便でかつ実用的な光学異性体の分離のためのカラム充填剤(キラルカラム)を開発したことで世界的に知られています。さて、本賞の目的は、自然科学?技術の分野において、将来を担う若手研究者の研究活動の発展のため、本学の大学院博士後期課程在籍時における研究を奨励し顕彰すること、そして、本学の高い教育研究水準を国内外に広報することになります。

第6回となる今回は、理学研究科修了で現在は本学の物質科学国際研究センターに所属する上田彩果特任助教と、工学研究科修了で現在は京都大情報学研究科に所属する白木隆太助教のお二人が受賞となりました。お二人とも昨年3月に修了された現在売り出し中、新進気鋭の研究者です。本賞はこれまで企業に就職された方も多く受賞されていますが、今回はお二人ともアカデミアに就職された方となりました。

上田さんは、伊丹研の出身で、大学院時代から化学と生命(植物)の二刀流で研究を進められた、まさにITbMの申し子のような研究者です。一方、白木さんは光ファイバーの伝送ロスを減らす研究をされていて、工学と情報の境界領域の研究者ということになります。白木さんの指導教員は、長谷川浩教授、佐藤健一名誉教授です。今回の授賞式には、ITbMの八木亜樹子特任准教授と工学研究科の長谷川教授もお祝いに駆けつけてくださいました。また暑い中ですが、岡本特別教授が足を運んでくださり、祝辞を述べてくださったのは、受賞者のお二人にとって何よりの励みになったのではないでしょうか。

なお今回に合わせて、ITbMの高橋一誠特任講師が素晴らしいバナーをデザインいただきました。デザインは岡本先生のご業績のイメージになります。こちらも授賞式でのご紹介となりました。

 

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8月3日

本日は土曜日ですが、NExTプログラムの修了生勉強会に参加してきました。

本学初の本格的エクゼクティブプログラムであるNExTプログラムも5期目に入り、これまでの修了者も相当な数となりました。勉強会には25名の修了生が暑い中ご参加いただきました。

今回は、永田雅子副総長による「こころの育ちと多様性を支える」という講演を、教育発達科学研究科の建物で聴講し、その後は心の発達支援研究実践センター心理発達相談室の見学などを行いました。私もこのセンター、初めてお邪魔したのですが、工夫を凝らした部屋の作りなど、興味深く拝見させていただきました。

永田さんの講演は、主に赤ちゃんのこころの育ち、なかでも永田さんのご専門の早産児と神経発達症(発達障害)についてフォーカスしたものでした。発達障害という言葉はよく耳にするのですが、発達科学領域ではパラダイムシフトが起きていて、障害か健常かというような分類ではなく一般の人も持っているさまざまな特性、すなわち発達特性と考えるようになっているとのこと、大変勉強になりました。

なお今回の勉強会、最も皆さんが喜んだのが心理検査です。全員が受けたのですが、「批判的な親」、「養育的な親」、「成人」、「自由なこども」、「順応したこども」の5つのカテゴリーで得点が出てくるというものでした。たとえば「成人」で得点が高ければ、理知的?論理的、冷たい?機械的、低ければ、人間味がある、お人よし、現実離れ、というような特性を持つそうです。自分の結果については詳しくは言えませんが、自分が思っているのとそれほど離れていませんでした。

 

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8月1日

本日と明日、二日にわたって、日本学術会議第三部の夏季部会に出席です。場所は、大阪大学中之島センター、大阪の中心部、川沿いに位置する建物になります。

日本学術会議は、第一部が文系、第二部が生命系、第三部が理工系に分かれています。今回は第三部のみの集まり、ということになります。

大阪も大変暑い中、午前中の10時から夏季部会は始まりました。人材育成、特に博士人材の活用について、グループワークを行ったのがなかなかよかったです。10名ほどのグループだったのですが、企業の人、企業から大学に戻った人などが混じっていたので、普段聞けない企業側の考えなどを聞くことができました。たとえば、グローバル企業ではPhDを持っていることが当たり前である現状を教えてもらいました。海外企業との打ち合わせで相手側が全員PhDということもザラだそうです。また、博士人材の流動性、特にアカデミアと企業の間の人材交流が日本では少なすぎるとの指摘も受けました。海外ではもっと垣根が低いとのことです。日本ではアカデミアが後継者育成に目が向きすぎているのが問題かもしれません。経済的支援について、海外では日本企業は支援しているのに日本ではほとんどない、というアカデミア側からの指摘に対しては、産業界から見ると日本のアカデミアからの働きかけがなさすぎるとのこと、海外ではマッチングファンドなど多くの連携の申し込みが大学側から企業にあるそうです。

午後には、同じ場所で行われた小中高校生を呼んでの公開シンポジウム「研究者になって世界を駆け巡ろう?社会課題の解決に取り組む研究者概論?」に参加しました。こちら講演者が相当とんがった研究者ばかりで、子どもたちのロールモデルになったかどうかは分かりませんが、間違いなく刺激にはなったと思います。特に若手のお二人、高校生の時にバックパッカーで世界を巡っていて、そこで見た世界の様々な街のありように興味をかきたてられて都市工学者になった方と、高校時代劣等生だったのに一念発起して大学に入り、すぐに東日本震災復興のために自衛隊に入隊し、その後大学にかえってきてスタートアップを立ち上げた方、どちらもこれまでの日本にはなかなかいないタイプのバイタリティーに溢れた研究者とお見受けしました。

夕方からは、懇親会でしたが、改めて対面の良さを感じさせていただきました。

 

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