行事一覧:学術講演会
HOME > 行事一覧:学術講演会 > 名大教員の描く「
名大教員の描く「人 ・生命 ・未来 」の円環
時間 | 13:30〜16:45 |
---|---|
場所 |
シンポジオンホール&ホワイエ(収容:約400人) 2 |
ゲスト |
鳥越俊太郎ニュースの職人・キャスター。
|
司会 |
丹野みどり(CBCアナウンサー / 文学部卒)
|
◆プログラム
第1部 13:30-15:10
1. |
「生命の時間をはかるタンパク質」近藤孝男 (高等研究院長・理学研究科教授)地球上に生息する生物は細胞中の腕時計のような装置を持ち、時刻を知りながら、生活しています。この時計機能は地球で進化した生命がその自転周期を記憶する仕組みを持っていることを意味しています。シアノバクテリアを使った研究から、時計タンパク質がATPを利用して、巧みに時間を測っていることが明らかになりつつあります。タンパク質はこれまでに知られている触媒などの機能のほか、遥かに多様な機能を持っているようです。 |
---|---|
2. |
「生きていく未来」安藤雄一 (医学部附属病院化学療法部長・准教授)「病とともに生きる」をキーワードに、なかでも特に“がん”に焦点をしぼります。がんの治療を受ける患者や家族にとって、また治療にたずさわる医療者にとって、がんとともに生きていく未来とはどのようなものでしょうか。新しい分子標的治療薬の登場やテーラーメード医療の実現によって、がんの治療はDNAや分子のレベルで考える時代になっています。それと同時に、緩和ケアやチーム医療の現場では、人と人とのかかわりあいに今までにもまして目が向けられています。身体や心のなかに“がん”という痛みをかかえていても、しっかり未来に目を向けて生きていくために、いま何が大切なのでしょうか。 |
3. |
「未来につなげる生命」松尾清一 (副総長・医学部附属病院長)「現在から未来へつなぐ医療」をキーワードとして、現在の医療の問題点をと市民が安心して暮らせる医療の未来を考えます。我が国では医師不足や地域医療の危機などの現状がある一方で、極小のがんを発見する診断技術やロボット手術など医療技術は日進月歩で進んでいます。また、日本社会は少子高齢化が進み、超高齢化社会がすぐそこに迫っている現実があります。現在の医療の問題点を克服しながら、今後の我が国の医療はどのようにあるべきか、愛知県や名大病院で始まっている取り組みを紹介しながら、医療の今とこれからを一緒に考えます。 |
休憩 15:10-15:25
第2部 15:25-16:45
トークセッション |
パネリスト松尾 清一、安藤 雄一、近藤 孝男、鳥越 俊太郎進行丹野 みどり |
---|